正直基本は
・アクセルを必要以上に踏み込まない(その後、己の理論が180度変ったため削除)
・アクセルは必要なだけしっかり踏み込む
・シフト選択は的確に(MT車特に)
・エンジンブレーキを活用する
です
1.必要なだけシッカリ加速しよう 1.ゆっくり加速しよう(以前の燃費理論はこちら。)
おそらく、加速時にアクセル開度を考えて加速している人って少ないと思います
まず、アクセルは「ONとOFF」だけのペダルではないって事をある程度理解して欲しいです
ということで、発進時の動作を思い浮かべてください
MTの場合、ギアをローにたたき込み、軽くアクセルに足を乗せながら、半クラを利用してスタートします
さて、この後が重要です
どれだけアクセル踏み込んでいます?
車において、一番燃料を激しく消費するのは、加速時です
加速時には主に下記のような理由により燃料が消費されます
・混合気の爆発により、ピストンを押し下げるための力
これ、すなわち加速するための力です
が・・実はこの力は100%加速に使われているわけではないのは皆様ご存じかと思います
そう!
熱や振動。音・・・。そして動力が伝達される中でのロス
当然、クーラーなどを動作させる補機類への動力伝達もロスになります
が、この中で、加速時にそのロスを抑えることのできる要素があります
それが
・シリンダー内に、吸気を吸込む為の力
です。
俗にこれ、ポンピングロスって言われています
ようするに、先の細い注射器を押し下げるためには力がいりますよね?
でも、先っちょが太い注射器なら、簡単に注射器は引っ張ることができますよねぇ?
そういうことです
なるべく楽にシリンダー内に吸気を送り込むため、ある程度アクセルを開ける必要がある・・ってワケです
アクセルをあまり踏んでいない状態が「先の細い注射器」
アクセルをシッカリ踏んでいる状態が「先の太い注射器」
ッテ言う感じかな?
アクセルはそのまま吸気のスロットルに直結しています
あまり踏んでいなければ、スロットルはちょっぴりだけ開いています
そして踏み込む程に、スロットルは開いてゆきます
ただ、余り踏んでしまうと、コンピュータが「を?強い加速が必要か?!」と思って
沢山燃料を吹き、急加速体制に入ってしまいますので、踏みすぎは逆効果です
つまり、
床につくほどアクセルを開けるのは開けすぎ
でも、それなりに良い加速をする程度までしっかり踏み込むのは重要!
という事です
もし、バキューム計を取り付けているのであれば、-0.2×100kPaより真空に近い値を示す場所を
アクセル開度の目安にすると良いかと思います
ちなみに、インマニ内の負圧が下がる(大気圧に近づく)と、それに合わせ空気量が増えていて
それに合わせて燃料がたくさん噴射される・・・
はい。これは私が以前信じていた理論です
っていうか、これはこれで真実らしいのですが、加速時に関しては
・ポンピングロスを減らすように努力したほうが結果としては少ない燃料で加速できる
・負圧を気にしてゆっくり加速していると、加速時間が長くなり、結果としては燃料を消費してシます
ということみたいです
やれやれ。奥が深いです
2.シフトチェンジのタイミングは?
もうなんていうか、なるべく早くです (笑
回転数が上がれば,その分、一定時間の爆発回数が増える・・・
つまり、燃料の燃える機会が増えるって事です
(細かくは、負圧による燃料噴射量とか、燃料消費曲線がどうのこうのとか有りますが、そういう話は忘れましょう)
ということで、ある程度低い回転数でシフトアップしちゃうのが吉です
ただ・・・
エンジンがもたつくような回転はNGです
いろいろな回転数からシフトアップを試してみて、その後の加速で
「ぁぁ、ある程度加速するじゃん」
って思う程度の場所を見つけるのがキモです
カレンの3S-GEの場合、2300rpm当たりでシフトアップ。1900rpm近辺で繋がります
ある程度アクセルを開ける運転方法を心がけていると、意外とこの回転数でシフトアップをしても
交通の流れにはしっかり乗れます
3.エンジンに無理なく定速走行する
さて、ポンピングロスを減らし、効率良く加速出来るようになったら、次は定速走行です
車を運転している中で、一番長い時間を占める行程です
さて、ここで問題にしたいのは
・選択するギア
・踏み込むアクセルの量
です
これまた諸説紛々な訳ですが、いろいろ聞いて回ったところによると
「ある程度速度に乗っていれば、より高いギアのほうがよい」
という感じみたいです
あと、アクセルの踏み方です
実は車って、それほどアクセル踏んでいなくても走っていくものです
具体的には、今まで気にしていない人であれば、数mm程アクセルを緩めてみましょう
意外と速度は落ちないものです
それどころか、一見自分は一定速度で走っているつもりでも、実は徐々に加速していたりしています
知らないあいだに加速しちゃって、アクセルを緩める(最悪ブレーキまで踏んじゃう)って事は
はっきりいってもったいない限りです・・・。
逆に、自分は一定速度で走っていたつもりが、徐々に速度が落ちていて、あわててアクセルを踏み足して加速する
何てことも、それはそれで再加速が必要となってもったいない限りです
アクセルは常に一定で走れるように・・・・コレばかりは練習有るのみです♪
ただ・・・
速度の気にしすぎで、安全確認がおろそかにならないように気をつけましょう (^^;;;
4.エンジンブレーキを有効活用しよう
さて、加速した、定速で走った・・・
では最後は、如何に効率良く止まるか!です
止まるときまで燃費運転?
ブレーキ踏めば車って止まるじゃん!って思ってませんか?
ぃゃぃゃ、あのプリウスでさえ、止まる時にはタイヤにつくモーターから電気を作り、バッテリーへ
還元する動きをしますよね?
普通の車にはそのような機構は無いわけですが、実はエンジンブレーキをかけている時の多くは
燃料カット制御が働き、計算上の燃費は∞km/lとなっているわけです
燃料を使わなくても、車が惰性で走ってゆくからです(正確には最低限の燃料供給はしているみたいです)
ん?
「それならニュートラルで走ったほうが遠くまで惰性で走れるのでは?!」
これは正確には間違いなんです
ニュートラル状態では、エンジンはアイドリング状態となります
アイドリングするためには、エンジンにはそれ相応の燃料が必要となるため、正確にはエンジンは
燃料を消費していることになります
信号に出くわした時、坂道に差しかかった時・・・遅い車に追いつきそうな時
アクセルを緩め、クラッチを切らず(ニュートラルにせず)、エンジンブレーキを最大限に利用して
速度を落とすように心がけましょう!
5.運転は、数秒先の交通状態を常に予想しよう
最後は,上記のテクニック?の組み合わせです
安全運転の基本と同じですが、常に数秒先を予想して運転を心がけましょう!
具体的には
・信号が変わりそうな時は、さっさと定速走行を止め、エンジンブレーキで減速を開始する
・前に遅い車が居る時も、ブレーキを使わず、エンジンブレーキで減速する
・連続で信号に捕まりそうな時は、急いで加速しない
等などです
少ない燃料で加速&減速をし、交通の流れにのる事がキモです♪
ただ、いずれも回りの交通状況に合わせ、他車の迷惑にならないように
これだけは気をつけましょう!
6.たまには高回転も使おう!
エンジンは機械です
燃費運転をしていると、どうしても高回転を使うことなく、中域回転までの利用にとどまってしまいます
余り低〜中域回転ばかり使っていると、エンジン内にカーボンスレッジ等が蓄積し
エンジンの調子自体も悪化・・・
燃費悪化や加速性能悪化に繋がっちゃいます
ト言うわけで、たまには思いっきり高回転まで使って走ってみましょう!
具体的には
・高速道路を3〜4速で100km/h程で暫く走ってみる
・一般道であれば、2速程度で、5〜60km/hを出して暫く走ってみる
てのを、毎日乗る人であれば、1ヵ月に1度くらいはしてみる事です
これだけで、エンジン内部のカーボン等は除去されるはずです
ただ、オイル交換前やエンジン始動直後など、エンジンにとってそもそものコンディションが
悪い時にはこういう事はしないように注意しましょう!